私がいちばん受験生に伝えたいことは,「夏休みの使い方の大切さ」についてです。
私は12月まで志望校が決まりませんでしたが,受験勉強自体は夏休みから開始しました。私は塾の夏期講習などを受けていなかったので,夏休みはすべて自主学習でした。私は,まず中学校から出された総復習のワークに取り組みました。1つひとつの問題を丁寧に解いていくと,定期テストで暗記したことをほとんど忘れてしまっていることに気づきました。間違えた問題や,忘れていた語句に印をつけ,わかるまで何度も解きました。そして,夏休みが終わるころには復習を終え,十分な基礎力を身につけることができました。
ですが,9月の実力テストで「応用問題」という壁にぶつかりました。実力テストは解いたことがない応用問題が出るので,応用問題を解く練習をしていなかった私は,時間が足りず,テストの問題をすべて解き終えることもできませんでした。それから私は本屋で問題集を買い,それを解いていくことで少しずつ「応用問題を解く力」をつけることができました。
そして,11月の実力テストでは全体的に点数が上がり,五ツ木の模擬テストで志望校に選んだ高校でA判定を取ることができました。この結果を受けて私は,自信をつけ,私立高校の過去問に取り組みました。3学期は苦手な範囲の勉強と過去問を解いていました。
私は,このように勉強して志望校に合格することができました。受験を終えて,自分がなぜ志望校に合格することができたのかを考えた結果,「夏休みに基礎力を十分につけたこと」がすごく関係していると思いました。もし私が夏休みに真面目に勉強していなかったら,志望校に合格することはできなかったと思います。十分に時間がある夏休みをどう過ごすかによって,その後が決まっていくと思います。受験生のみなさんは,まず中学校などから出される総復習のワークを丁寧に解き,自分の今の学力を知ると良いと思います。夏休みは部活動や遊びの誘惑があると思いますが,そのとき頑張るか頑張らないかで未来は大きく変わります。みなさんの受験が良いものとなることを願っています。
S高校 A.Kセンパイ
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