復習のプロフェッショナルになろう(第5回)
はじめに
「復習」をテーマにした記事を6回に分けて取り上げます。前回までの記事では,模擬テストのどの問題から復習をすればよいかをみなさんにお伝えしました。今回は模擬テストの具体的な復習の方法について,テストが終わってからできることについて一緒に考えてみましょう。
テスト直後にしておくこと
復習用のマークをつけておこう
テスト直後にしてほしいのは「復習用のマーク」をつけること。例えば,下のルールで,問題番号の横にマークをつけてみよう。自分でわかるようなマークであれば,なんでもOKだ。ただし,テストを受けてから時間が経つと,思い出しにくくなるので,できるだけ早くマークをつけよう。
復習用のマークの例
◆ ケアレスミスで間違えた
△ 答え(単語,公式)が思い出せなかった
× 解き方が思いつかなかった
復習用のマークをつけることで,どのような復習が必要か,あとで振り返ることができる。
マークに応じた復習をしよう
たとえば,ケアレスミスで間違えた問題に時間をかけるより,解き方が思いつかなくて間違えた問題に時間をかけるなど,マークに応じた復習を心掛けよう。
テストの採点結果や個人成績表が届くまでには,受験してから2週間ほど時間がかかる。結果が届くまでにしておきたいことを紹介する。
答案・成績表が戻ってきたら
「得点率」をチェックしよう
前回の記事で,間違えた問題でも優先順位をつけて復習しようと説明したが,そのために必要なのが「得点率」の情報。自分が間違えた問題のうち,どの問題を優先して復習するか,判断しよう。
「モシあと」をチェックしよう
模擬テスト受験生応援サイト「モシあと」では,今回の五ツ木の模擬テストの得点アップのポイントを教科別に解説している。「モシあと」の得点アップアドバイスは,「まさに『今年の』受験生が,どの問題について得点し,どの問題について得点できていないのか」という「今」のデータから見たアドバイスをピックアップ&解説していて,過去問や問題集ではわからない,模擬テストだからこそ可能なアドバイスだ。成績表がとどいた必ず確認するようにしよう。
今回のまとめ
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テスト直後に,どのような復習が必要かマークをつける
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成績表が届いたら「モシあと」をチェックする
第6回はいよいよ最終回。「五ツ木の模擬テストをどのように復習するか」について詳しく紹介する予定だ。お楽しみに。
模擬テストの結果に合わせて,あなたの弱点を補強する「五ツ木プラス」で効果的に復習しよう