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自分のやる気との向き合い方


 受験勉強において,苦手科目や暗記科目はもちろん,得意科目であっても,勉強に対するやる気はなかなか出ないと思います。しかし,私は受験勉強を通して,やる気が出る出ない以前に,やる気は自然に湧くようなものではなく,自分でコントロールし,勉強をより効果的にするものだと気づきました。そこで,私が気づいた自分のやる気との向き合い方について,受験生のみなさんにアドバイスをしたいと思います。


 先述したように,やる気は自然に湧くようなものではありません。ましてや勉強を楽しいと思っている人はきっと多くないと思うので,普通にしていたら勉強に対するやる気なんてものはますます湧くことはないでしょう。


 それでは,やる気を湧かせる方法とは? それは,まず少ない時間で良いから,勉強にとりかかることです。それすらできないという反論があるかもしれませんが,ここでの少ない時間とは,10分だけ,いや,もっと短い5分ほどの時間で良いのです。長い時間だと,「勉強が面倒くさいなぁ。やりたくないなぁ。」と思うことがあるかもしれませんが,5分だけならどうでしょうか。5分勉強するだけで良いのです。しかし,5分だけでは勉強にならないと思うかもしれません。もちろんその通りで,5分の勉強だけで良いなんて甘いことはありません。では,なぜ5分だけ勉強にとりかかることに意味があるのでしょうか。


 それは,やる気は行動を起こしてからはじめて発生するものだからです。例えば,みなさんは,机の上だけを掃除するつもりだったけれど,気づけばほかのところも気になりはじめて,長い時間掃除をしていたなんてことはありませんか? このように,行動を起こした後にやる気は湧くのです。


 何度も言いますが,やる気は自然に湧くものではなく,自分自身でコントロールし,湧かせるものです。「やる気がでないから今日は勉強をしない。」なんてことを言っていたら,ずっと勉強なんてできません。短い時間で良いので,今から勉強にとりかかってみませんか?


U高校 K.T.センパイ

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