
これは私が通っていた塾の先生に教わったことなのですが,入試直前期に必要なのは,根拠のない自信を持つことです。
入試直前期になると,「入試当日,今までに見たことのないような問題が出てきて,一切解けなかったらどうしよう」とか,「なんでもっと勉強してこなかったんだろう」と不安になることもあると思います。しかし,その不安は今まで勉強を頑張ってきたからこそ感じるものです。本当に勉強していなかったら,はなから諦めてそんな気持ちになりません。そして,見たことのないような問題は,他の受験生もきっと見たことはありません。自分が解けない問題はきっと他の受験生も解けないと思い込むことが大切です。「私が合格できなかったら誰ひとり合格できない」と信じて良いのです。
そんな心構えで入試に挑むと,変に焦ることもないし,潔くわからない問題をとばしてわかる問題に取り組めます。わからない問題を無理に解こうとするよりも,確実にわかる問題や,他の受験生も正解するような問題をすべて正解できるようにするほうが圧倒的に合格に近づきます。
入試の数日前からこのように考えて根拠のない自信を持ち続けると,入試当日は胸を張って試験会場に向かえると思います。緊張しているならそれで良いので,その普段と違う気持ちを楽しんでください。泣いても笑っても高校受験というものは一生に一度しかないのですから,目一杯楽しんで良いと思います。そうして今まで勉強してきたすべてを出し尽くすのです。
このアドバイスを読んだみなさんの合格への気持ちは本物です。今までの自分を信じて良い人です。迷わず,焦らず,過度に怖がらず,合格を掴み取ってください。
M高校 A.T.センパイ
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