受験時に大切なこと

　受験を経験して、私が本当に大切だと感じたことが３つあります。それは「計画と継続」「メンタルの安定」、そして「環境づくり」です。この３つを意識するようになってから、勉強に対する気持ちが少しずつ前向きになっていきました。

　まず１つ目の「計画と継続」についてです。受験勉強を始めたばかりのころ、私は「とにかくたくさん勉強しなきゃ」と思い、無理な計画を立てていました。でも、結局うまくいかずに途中で疲れてしまいました。そこで、自分に合ったペースで学習できるよう、毎日の勉強に小さな目標を立てて取り組むようにしました。１日３０分でも、少しずつ積み重ねていくことで、気づけば「勉強が習慣になっている」状態になりました。継続することの力は、本当に大きいと感じます。

　２つ目は「メンタルの安定」です。受験が近づくと、模試の結果に一喜一憂したり、まわりの友達と比べてしまったりして、不安でいっぱいになることがありました。そんなときに大切なのが、自分のこれまでの努力を信じることだと思います。たとえ思うような結果が出なくても、「今まで頑張ってきた自分」を認めてあげることで、少しずつ心が落ち着いていきました。また、疲れたときには、無理せずに休むことも必要です。心が安定していると、集中力も続くようになると思います。

　そして３つ目が「環境づくり」です。集中できる場所、必要な教材、そして支えてくれる人の存在。どれも受験勉強には欠かせないものだと感じました。私は、家だと集中できない日があったので、図書館や自習室を活用するようにしました。また、家族や先生の応援の言葉に何度も救われました。ひとりで抱え込まず、まわりをうまく頼ることも大切な力だと思います。

　受験は長くて不安な道のりですが、自分を信じて、少しずつ進んでいけば、必ず道は開けます。この３つのことを意識しながら、後悔のないように日々を大切に過ごしてください。応援しています。

S高校　A.T.センパイ